ネクスガードは、愛犬のノミやマダニ駆除に効果的な薬ですが、「ネクスガードを食べない」という問題に直面している飼い主さんも少なくありません。
この記事では、ネクスガードの仕組みや、適切な与え方、食べない時の代替品について詳しく解説します。
また、副作用の可能性、例えば下痢や元気がない状態が見られる場合の対処法も紹介します。
さらに、ネクスガードが効かないと感じる場合の理由や、丸呑みによる影響についても触れていきます。
ペットくすり
愛犬の健康を守るために、正しい知識を身につけましょう。
記事のポイント
- ネクスガードの仕組みと効果について
- ネクスガードの副作用とその対処法
- ネクスガードを食べない犬への与え方
- ネクスガードの代替品とその使用方法
ネクスガードを食べない?まずは基本情報から
ポイント
すぐに「食べない時の解決方法」を知りたい方は以下からご覧ください。
>>ネクスガードを食べない時の解決方法
- 有効成分と仕組み
- ネクスガードとネクスガードスペクトラ
- 副作用情報(下痢など)
- 元気ないのは要注意?
- 効かないは間違い
有効成分と仕組み
ネクスガードの有効成分であるアフォキソラネルは、犬のノミとマダニの駆除に特化した作用を持つ化合物で、寄生虫の神経系に直接作用し、神経伝達の過程に干渉します。
具体的には、寄生虫の神経細胞内のクロライドチャネルに影響を与え、異常な神経興奮を引き起こし、寄生虫を麻痺させて死に至らせます。
ネクスガードの効果は迅速で、犬が薬を摂取してからわずか6時間以内にノミを駆除するため、ノミが犬に寄生して病気を媒介する前にこれらを排除することを可能にします。
また、マダニに対しては、投与後12時間以内に駆除効果があることが確認されていて、この即効性は、マダニが犬に寄生し、潜在的な健康リスクを引き起こす前に、効果的に対処することを可能にします。
さらに、ネクスガードは持続性も備えており、一度の投与で約1ヶ月間のノミやマダニからの保護を提供します。
製品名 | 有効成分 | 効果 | |
ネクスガード | アフォキソラネル | ノミ及びマダニの駆除 | ノミを6時間に駆除 |
マダニを12時間以内に駆除 |
ネクスガードとネクスガードスペクトラ
ネクスガードとネクスガードスペクトラは、犬の寄生虫予防に広く使用される製品で、いずれも高い効果を誇りますが、それぞれに特徴的な違いがあります。
ネクスガードは主にノミとマダニの駆除に特化しており、一方、ネクスガードスペクトラはネクスガードの機能に加え、さらにフィラリア症の予防と消化管内寄生虫の駆除をカバーする幅広い効果を持っています。
ネクスガードスペクトラにはアフォキソラネルに加えてミルベマイシンオキシムが含まれています。
ミルベマイシンオキシムはフィラリア症の予防に効果的で、さらに回虫、鉤虫、鞭虫などの消化管内寄生虫に対しても効果を発揮します。
このため、ネクスガードスペクトラはノミ・マダニ駆除だけでなく、これらの寄生虫に対する広範な保護を提供します。
両製品の選択にあたっては、愛犬のライフスタイルや健康状態、地域の寄生虫のリスクなどを考慮することが重要です。
例えば、フィラリア症のリスクが高い地域に住んでいる場合や、消化管内寄生虫の予防が必要な場合は、ネクスガードスペクトラが適している可能性があります。
一方で、ノミやマダニの駆除のみが主な関心事であれば、ネクスガードが適切な選択となるでしょう。
副作用情報(下痢など)
ネクスガードの使用に伴う副作用は、一般的には稀であり、多くの場合、軽度かつ一過性のものです。
主な副作用としては、嘔吐、下痢、食欲不振などが報告されていて、これらの症状は、通常、治療を必要とせず自然に回復することが多いです。
また薬剤に対する感受性の高い犬で皮膚の乾燥やかゆみが見られることがあります。
重要な点として、ネクスガードはてんかんの既往歴がある犬に対しては慎重な投与が求められます。
これは、アフォキソラネル成分が神経系に作用するため、稀にてんかん発作を誘発する可能性があるからです。
このような犬にネクスガードを投与する場合は、獣医師との十分な相談が必要です。
また、ネクスガードは妊娠中や授乳中の犬、または繁殖に用いられる犬に対する安全性が完全に確立されていないため、これらの状況下での使用は推奨されません。
重要な事はネクスガードの投与は常に獣医師の指導のもとで行うべきであり、犬の体重や健康状態に合わせた適切な用量の選択が必要です。
元気ないのは要注意?
愛犬がネクスガードを摂取した後に元気がなくなる場合、まずはその行動の変化を詳細に観察することが重要で、このような変化は、愛犬が薬に反応している可能性を示唆しており、特に注意が必要です。
例えば、普段と異なるほどの食欲不振、遊ぶことへの興味の喪失、異常なほどの睡眠時間の増加などが挙げられます。
これらの症状が一時的であれば心配は少ないですが、数日間続く場合や症状が悪化する兆候が見られる場合は、専門の獣医師に相談することが推奨されます。
こんにちりんりん⋆⸜🔔⸝⋆
ちょっと元気と食欲がなくて心配
昨夜のネクスガード+初めてのウェットフードが原因かしら…
今日はこまめにりんりんチェック pic.twitter.com/DeaEmXcHNT— 柴犬りん🔔龍之介(のすけ)🐉 (@shiba_rin1107) November 27, 2023
効かないは間違い
「ネクスガードが効かない」という誤解を解くためには、実際のユーザーの声を参考にすることが重要です。
ペットくすりの口コミを検証すると、多くの飼い主がネクスガードの効果に満足していることが明らかになります。
例えば、あるユーザーは、ネクスガードを使用して以来、ノミやダニの問題が全く発生していないと報告しています。
さらに、ユーザーの中には、ネクスガードを継続的に使用している人も多く、その理由として、犬が喜んで食べること、おやつ感覚で与えられることが挙げられています。
これらの証言は、ネクスガードが効かないという主張に対する有力な反証となり、総じて、ネクスガードに関する実際のユーザーの経験は、その効果が確かであることを裏付けています。
ペットくすり カスタマー 安心できます。
柴犬なので、山に遊びに行くのが大好きです。
でも、帰ってくるとやっぱり、ダニがついてることがあるので、簡単にあげれるものはないか探したら見つけました。
フィラリアの薬はまとめ買いしてあったので、フィラリア予防じゃないもので、体につけるやつじゃないものを探していました。
体につけるものはとにかくうちの子は嫌がるので、皮膚にうまくつけられず、毛についてしまい、そこの毛がゴワゴワになって以来、使わなくなりました。
また、近所で野良猫にエサをやる人がいて、野良猫が増えてしまい、その野良猫からノミをもらってくることがあり、犬も人間もとても苦労しました。
ジャーキーのおやつみたいな感覚でうちの子は、すぐ、食べてくれました。
体につけられない子には本当におすすめです。ペットくすり カスタマー 与えやすい
とても与えやすいです。おやつ感覚なので、ストレスがありません。またリピートしたいです。
ませしば リピート
季節によってスポットと使い分けです。夏場はこちらの食べるタイプをあげています。一度ノミが発生し、こちらの食べるタイプに変えました。その後ノミは見たことありません。うちのわんこはそのまま食べてくれないので少し工夫が必要ですのでマイナス星1です
おすすめです とても簡単
どうしてもお散歩で草の中を歩くこともあるので毎月一回与えています。
冬でももちろん与えています。
食事に混ぜて与えるだけなので簡単で便利です。
与えた後に体調を崩すこともなく、ノミ・ダニを発見したこともありません。
我が家では毎月1日と決めて与えています。ペットくすりより引用
ネクスガードを食べない時の解決方法
- 与え方の工夫(実例)
- 薬の丸呑みは非推奨
- おススメ代替品
与え方の工夫(実例)
ネクスガードは、多くの犬が喜んで食べるように工夫されたおやつタイプのチュアブルですが、一部の犬がこの味を好まないことはペットオーナーにとってよくある悩みです。
この問題に対処するため、多くのオーナーが様々な方法を試しています。
例えば、ネクスガードを犬の好きな食べ物に混ぜて与えることが一つの解決策です。
犬用チーズやヨーグルト、焼いたお肉と一緒にあげると犬は薬を美味しいおやつとして受け入れる可能性が高まります。
また、遊びや訓練の時間を利用して、薬をご褒美として提供する方法もあります。
これにより、犬は薬の摂取をポジティブな体験と結びつけ、次回からの摂取を容易にします。
さらに、ネクスガードを与える日を一定にすることで、犬はその日を特別な日と認識し、薬を摂取することに対する抵抗を減らすことができます。
これらの方法は、犬がネクスガードを摂取する際のストレスを軽減し、よりスムーズな経験を提供するのに役立ちます。
重要なのは、犬の個性や好みに合わせて最適な方法を見つけることです。
薬の丸呑みは非推奨
ネクスガードの効果的な摂取において、犬が薬を丸呑みするのではなく、よく噛んで飲むことが推奨されています。
この推奨は、ネクスガードの有効成分が犬の体内で最適に吸収されるために重要で、犬が薬を噛むことは、薬の即効性と持続性にも影響を与えます。
噛むことにより、薬の成分が迅速に放出され、ノミやダニに対する防御効果が早期に発揮されるようになります。
また、均等な吸収は、薬の効果が一定期間持続することを保証します。
このため、ペットオーナーは、ネクスガードを与える際に犬がそれを噛むように促すことが望ましいです。
おススメ代替品
ネクスガードのチュアブルタイプが犬に受け入れられない場合、フィプロフォートプラスは適切な代替手段として推奨されます。
ネクスガードと同様にノミやマダニの駆除に効果的なフィプロフォートプラスは、スポットオンタイプで、犬の首筋の皮膚に直接垂らすだけで効果を発揮します。
また、フィプロフォートプラスは、生後8週間からの子犬にも安全に使用できるため、幅広い年齢の犬に適しています。
ネクスガードを食べることに抵抗がある犬にとって、フィプロフォートプラスは使いやすく、効果的な選択肢となります。
さらに、フィプロフォートプラスはコスト面でも魅力的です。
1本あたりの価格が約988円と、他の同様の製品と比較しても経済的です。
これにより、ペットオーナーは効果的なノミ・マダニ駆除をより手頃な価格で実現できます。
フィプロフォートプラスは、効果、安全性、価格のバランスが取れた優れた選択肢として、多くのペットオーナーに選ばれています。
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※どうしてもネクスガードを食べない場合はフィプロフォートプラスがおススメ
ネクスガードを食べない時の対処法について総括
記事のポイントをまとめます。
ネクスガードはアフォキソラネルを含み、ノミとマダニ駆除に特化
アフォキソラネルは寄生虫の神経系に作用し、麻痺させる
ネクスガードはノミを6時間、マダニを12時間以内に駆除
ネクスガードスペクトラはフィラリア予防と消化管内寄生虫駆除もカバー
ネクスガードの副作用は稀で、多くは軽度かつ一過性
てんかんの既往歴がある犬への使用には注意が必要
ネクスガードは妊娠中や授乳中の犬、繁殖用犬への安全性未確立
愛犬がネクスガード摂取後元気がない場合は獣医師に相談
ネクスガードの効果には多くの飼い主が満足している
ネクスガードを食べない場合は食べ物に混ぜるなどの工夫が有効
ネクスガードは噛んで食べることが推奨される
フィプロフォートプラスはネクスガードの代替品として適切
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※どうしてもネクスガードを食べない場合はフィプロフォートプラスがおススメ